※掲載の写真にはオプション装備品を含んでいます。
「Miracle CAFS Car」は、1台で驚異の消火能力を実現する、従来の消火の概念を大きく変える画期的な消防ポンプ自動車で、全国の消防本部、消防学校、消防団、企業などに2,000台以上が配備されています。(2022年4月1日現在)。
モリタが開発しました「Miracle CAFS Car」は、少量の水で高い消火性能を有します。このCAFS装置は「Compressed Air Foam System」の略で、日本語に訳すと「圧縮空気泡消火装置」となります。これは水に少量の消火薬剤を加え、そこへ圧縮空気を送り込むことにより発泡させる装置で、水の表面積を広げることで効率よく消火することができます。
「Miracle CAFS Car」は、揚水装置を小型化し、水ポンプとCAFSの操作をひとつの操作盤(e-モニタ)で行うことができるようにすることで、車両のコンパクト化に成功。資機材の収納スペースを充分に確保しました。このほか、e-モニタの操作でホースラインを変えずに、水・泡・混合液の放射切替が可能で、状況に応じた消火活動を素早く行えます。この「Miracle CAFS Car」は、最大吐出量3,800L/分または5,400L/分の大量放射が可能で、高い消火性能を誇ります。
少ない水で消火ができるこの「Miracle CAFS Car」は、今まで火災現場で起きていた水損という二次被害の防止に有効です。また、車両から筒先までホースを通るのは軽い泡であるため、消火活動中の消防隊員の負担を軽減させる効果もあります。さらに、使用する消火薬剤は、耐寒性能に優れ海水対応でも使用できる非石けん系の消火薬剤「マルチA(マルチエース)」と、石けんを主成分とした消泡性の高い消火薬剤「ミラクルフォーム」があります。
「Miracle CAFS Car」は、日本消防検定協会が制定する「圧縮空気泡消火装置(CAFS)の技術基準」に準拠しています。
「Miracle CAFS Car」は一般財団法人日本消防設備安全センターの性能評定を受けています。