ITS Connectを搭載した一般車や他の緊急車、ITS Connectとの通信機能が整備された道路との無線通信を可能に。緊急走行中の安心・安全をサポートします。
■ ITS Connectとは
車同士や、道路に設置された通信設備*1との無線通信で得られる情報を、自動車のドライバーに通知。救急車には既に採用されている安心・安全な運転のサポートをするシステムです。
■ 消防車にもITS Connectを搭載できるようになりました
消防庁が名古屋市及び豊田市で行った実証実験では、救急車が走行する主要道の交差点間(計16区間)において、ITS Connectを搭載した救急車の走行時間が平均7.7%短縮したことが報告されています。
写真提供:トヨタ自動車株式会社 様
※救急車へのITS Connect搭載につきましては、トヨタ自動車株式会社様のホームページをご参照ください。
*1 ITS Connectとの通信に対応した交差点でのみ作動します。
*2 詳細はこちらをご覧ください。
緊急走行中の緊急車の接近を一般車や他の緊急車に知らせることで、早期退避を促します。これにより、現場までの到着時間の短縮や緊急走行時の安全性、機関員の負担軽減につなげることが可能です。
■ 一般車に対して
緊急車の接近を知らせることで、一般車の早期退避を促します。
例えば・・・
赤信号中の交差点への進入や見通しが悪い交差点でも、周囲の一般車に対し、緊急車の進行方向や距離をすみやかに通知。存在に気付いてもらうことが可能です。
■ 緊急車同士
周囲に緊急走行中の他の緊急車がいた場合、双方に接近が通知され、互いの存在に気付くことができます。
■ 緊急車存在通知
緊急走行時に緊急車の接近を知らせることで、一般車の早期退避を促します。
また、周囲に他の緊急車が存在する場合には、警報だけでなく、自車に対するおおよその方向・距離・緊急車*3の進行方向、緊急車の種類も表示。事前に緊急車の存在を知ることが可能です。
■ GPS時計
通常時はGPS時計としてご利用いただけます。GPSによりキャブ内で正確な時刻が確認できます。
■ 右折時注意喚起
交差点右折時、道路側と通信することで対向車や右折先の横断歩道を検知します*4。
接近している対向車や歩行者がいるにもかかわらず発進しようとした場合に、表示と警報による注意喚起を行い、安全に右折できるよう支援します。
■ 赤信号注意喚起
道路側と通信することで信号情報を取得*4。赤信号の交差点に近づいてもアクセルペダルを踏み続け、赤信号を見落としている可能性がある場合に、表示と警報による注意喚起を行い、安全に停止できるよう支援します。停車中は、赤信号の待ち時間が表示されます。
*3 近づいてくる緊急車(消防車、救急車)に応じて表示されるイラストが変わります。
*4 ITS Connectとの通信に対応した交差点のみ作動します。
型式 | MIC-FT-V2X-01 |
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画面 | 4.3インチ |
サイズ | 縦77.0×横148.0×奥行50.2㎜(本体のみ) |
質量 | 約400g(本体のみ) |
電源電圧 | DC+13.8V 10%/DC+26.4V(12V車/24V車対応) |
アンテナ | 周波数範囲 755MHz~765MHz |