従来をはるかに上回る吐水能力を実現した高性能ポンプMD260Aと、抜群の真空性能をもつ大容量無給油式ロータリー真空ポンプMJDV-120の2基積み。これらのポンプが組み合わさることによって、より速い揚水タイムと送水タイムの双方を実現させました。また、ユーザーから意見を集め実際に自らが操法を実演することによって考えだされた、隊員の動きを妨げない作業に適したレイアウトを採用。更に「電子式スロットル装置」を装備することによって、高い技量が必要とされる機関員のスロットル操作が、上級者でなくとも簡単に行えるようになりました。性能だけでなく、操作性も考慮したこの高性能CD-Iがスムーズでスピーディーな消火活動を強力サポートいたします。この従来を上回る性能と使い易さを是非体感してください。
ポンプの形状を最適化し、ポンプキャビテーション効率を最大限に向上させることで、今まで不可能であった2,600L/minの放水性能を実現させました。 (吸水75mm/mmコック& 10M吸水管使用)この高機能ポンプMD260Aを搭載し、さらに最も適した配管形状を組み合わせたことによって、第1線・第2線共に抜群に速いタイムを出すことが可能となりました。更に大容量真空ポンプ2基積みにより排気容量が大幅に増大。揚水タイムは従来よりも4秒以上短縮され、5.0秒という驚きの速さとなっています。
性能・諸元比較
揚水・送水タイム比較
高機能ポンプ | 当社従来型 | |
放水量 | 2,600L/min | 2,200L/min |
※75m/m吸水コックを使用
揚水・送水タイム比較
高機能CD-Ⅰ | 当社従来型 | |
揚水タイム | 5.0秒 | 9.2秒 |
第1線送水タイム | 8.3秒 | 9.7秒 |
第2線送水タイム | 9.3秒 | 11.4秒 |
※タイムは10M吸水管を使用し、操法のタイム計測方法に基づいたもの
操法サポート機能をもつ電子式スロットル装置によって、今までのスロットル操作時の微調整が不要になりました。切替スイッチで操法モードに切り替えれば、スロットルを「上げる」「下げる」の操作だけで簡単に適切な圧力にすることができます。また、隊員の安全性も考慮した上限圧力設定などの安全機能も備えています。
手袋をしていても握りやすいスロットル。ゲージは20段階に分かれており開度が容易に判断でき、誰が見ても分かりやすいシンプルな装置となっています。
※液晶モニタ等各種オプションをご用意しています。詳しくは担当営業者までお問合わせください。
1 |
ポンプ室側板のレイアウト ポンプ室側板にある「第一放口・吸水口・スロットル・圧力計」を機関員が一歩で届く範囲にまとめたことで、機関員の無駄な動きが減り、スムーズな操作が行えるようになりました。 |
![]() 放口と計器の位置関係 |
||
2 |
計器類は張り出し式でより見やすく 圧力計は圧を緩和する装置付きで針のブレが少なく、非常に見やすくなっています。また、連成計と共に外へ45度張り出しているため機関員は操作中も目線の動きのみで計器と火点の確認ができ、ゆとりのある操作をすることが可能となります。 |
![]() 左>>圧力計・連成計の張り出しは45度 右>>圧力計・連成計を見ながら火点を確認 |
||
3 |
車体後方での作業性向上 リヤステップを切り欠くことで吸管がより車に近いところで接地するようになっています。切り欠きがないものと比べると一目瞭然です。後方での隊員の動きを妨げる事がありません。 |
![]() リヤステップ切り欠き |
![]() 吸管が地面に接地している 状態 後方での活動を妨げません |
|