※掲載の写真にはオプション装備品を含んでいます。
※実物と異なることがございます。
インテグレートワンは、大型高所放水車・大型化学車・泡原液搬送車の3台の機能を1台に集約した消火薬剤タンク付き大型化学高所放水車です。
車両ごとの接続が不要なため、早期に、そして少人数で迅速に消火活動を開始することができます。
1976(昭和51)年、過去の教訓を踏まえ、石油コンビナートなどで発生する大規模危険物災害から国民を保護するため、石油コンビナート災害防止法が施行されました。
防災資機材等の進化と時代の変化に応じて法改正が進められ、当初は3台の備え付けが必要だった消防車(3点セット)は、現在は1台で3役をこなす「消火薬剤タンク付き大型化学高所放水車」での運用が可能となりました。
■3台の備え付けが義務化
1960年代から70年代にかけて、危険物や高圧ガスが大量に集積する石油コンビナート等での事故が複数発生したことを受けて、総合的な防災体制の確立を図るために1976年12月に石油コンビナート等災害防止法が制定され、危険物等を扱う特定事業者が3点セット*を配備することが義務付けられました。
*3点セット…大型高所放水車・化学車・泡原液搬送車
■2台での運用が可能に
2006年に石油コンビナート等災害防止法施行令の一部改正により、従来の3点セットによる運用から、高所放水車に化学車の機能を持たせた大型化学高所放水車と泡原液搬送車の運用(2点セット)が可能となりました。
■1台での運用が可能に
2023年、施行令が改正され、これら消防車の機能を1台の消防車に集約した消火薬剤タンク付き大型化学高所放水車の備え付けが可能となり、2024年には、石油コンビナート等における特定防災施設等及び防災組織等に関する省令が改正され、インテグレートワンは3名*で運用できることになりました。
*3名…機関員1人+ホース延長及びノズル保持要員2人=計3人
ポンプ性能 | A-1級ポンプ |
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最大地上高 | 約24m |
塔上放水量 | 6,200L/min(有圧水0.55MPa時) |
有効射程 | 約80m |
最大射程 | 約100m |
薬液タンク容量 | 5,800L(PP製) |
ベース車両 | 日野 プロフィアシリーズ FWシャシ |
全長 | 11,100㎜(ホースカー含む) |
全高 | 3,400㎜ |
全幅 | 2,495㎜ |
車両総重量 | 25,000kg未満 |
省力化装備品 (オプション) |
①自動化システム ②ホースカー ③携帯無線機 ④低反動ノズル ⑤遠隔操作装置 |