モリタ 三田工場

日本で活躍する消防車の半数以上がこのモリタ三田工場で生産されています。モリタ三田工場は、最新鋭の設備を誇るアジア最大級の消防車製造工場です。高所での救助活動を可能にするはしご車をはじめ、数々の高機能消防車、全く新しい技術を提案した消防車「Miracle CAFS Car」、1台で消火、救助、資機材収納という様々な役割を果たす「13mブーム付多目的消防ポンプ自動車 MVF」など、未来を見据えた新しい消防車など年間700台以上を生産し、海外にも輸出しています。
モリタ三田工場紹介ムービー
工場の設備
放水試験場の地下10mの場所に、水槽があります。ここでは、最新の測定機器及びコンピュータープログラムを使って、水ポンプの試験を10台同時に行なうことができます。また、悪路走行、登坂路、転覆角度測定装置、放水テスト、走行テスト等を実施できる試験場を完備しています。
テストコース
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- 悪路走行
- 悪路全長52m、凸凹路は直径13cm×高さ5cmの突起を768ヶ所配置。衝撃や振動、ひねりなどの悪条件での走行試験を行います。

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- 登坂路
- 全長20m×幅6m、傾斜角度26.6°。前から、後ろから登れること、ブレーキが効くことをテストします。

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- 転覆角度測定装置
- 全長9m×幅3.5m、最大荷重44tで、最大40°の傾斜試験が可能。車が倒れないことをテストします。

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- 放水テスト
- 直径40mの着地点をねらい、120m離れたところから水や泡を出します。また、汚れた水は100m³の地下槽に溜めてから処理、環境に配慮した設備となっています。

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- 走行テスト
- 全長200m。全車両の走行テスト及びブレーキテストをします。

はしご車ができるまで
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- [1]シャシ入荷
- 運転席部分とエンジンだけの状態のシャシを仕入れます。
![[1]シャシ入荷](img/img-making_1.jpg)
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- [2]骨組みとボディ架装
- シャシに骨組みを取り付け、その上にボディを架装します。
![[2]骨組みとボディ架装](img/img-making_2.jpg)
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- [3]ジャイロターンテーブル、支持フレームの
架装
- はしごを旋回させるだけでなく、自動的にはしごを水平に保つジャイロターンテーブルの取り付け後、はしごを積載するための支持フレームを架装します。
![[3]ジャイロターンテーブル、支持フレームの架装](img/img-making_3.jpg)
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![[4]梯体積込](img/img-making_4.jpg)
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- [5]試験
- 社内検査終了後、第三者機関による試験を受けます。
![[5]試験](img/img-making_5.jpg)
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![[6]完成](img/img-making_6.jpg)
基本情報
■電車ご利用の場合:JR宝塚線 新三田駅下車(注意:三田駅ではありません)
※バスにて約15分(テクノパーク行き 溝口下車 徒歩約1分)
※タクシーにて約15分(約6km)
■お車ご利用の場合:舞鶴若狭道 三田西IC出口を左折
資格 |
ISO9001、ISO14001 |
所在地 |
〒669-1339 兵庫県三田市テクノパーク1番地の5 |
TEL |
079-568-7800 |
土地面積 |
56,934m²(東工場:37,028m² 西工場:19,906m²) |