HOMEよくいただくご質問

消防車および資機材の様々な質問にQ&A形式でお答えします。

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消防車全般

Q1.消防車とは?
A:
火災・災害などから大切な生命・財産をまもる使命をもった車両が、消防車です。
Q2.消防車の生い立ちは?
A:
昔は、手押しポンプ(龍吐水、腕用ポンプ)やバケツで火を消していました。
遠くまで移動するために馬車の消防車ができました。けれども馬は火を怖がって火事場に近づけませんでした。
やがて自動車ができ、素早く火事現場に向かい、消火できる消防車が誕生しました。
高層ビルや工場が増え、火災状況に適応したはしご車や化学車などができました。
Q3.どうして消防車は赤いの?
A:
外国から輸入した消防車が赤色であったことから、保安基準を決める上で赤色(朱色)としたのが、一般的な理由のようです。世界各地で多少色の違いが見られます。例えば、フィリピンでは、黄色などです。また、赤色回転灯の色も統一されておりません。ヨーロッパでは、赤色ではなく青色です。
Q4.火を消す水は、どこにあるの?
A:
ビルや道を歩いていると消火栓の標識があります。火を消すときは、河川が近くにない場合は、この消火栓から水を供給します。そのほか防火貯水槽などからも水を汲み上げます。
Q5.どうやって水を放水しているの?
A:
ポンプ内の羽根車を高速回転させることで遠心力が起こり、吸い上げた水に圧力を加えます。そして、案内羽根で高圧になった水を吐き出します。
Q6.サイレンは、いつ鳴らすの?
A:
緊急出動のときだけです。 一般的には、消火に向かうときはサイレンとかねを鳴らしますが、帰りは、かねだけを鳴らして走ります(地域によっては、かねを鳴らさないところもあります)。
Q7.消防車にも種類があるの?
A:
一口に消防車といっても、その種類は様々です。 いわゆる消防車といわれている「消防ポンプ自動車」をはじめ、「化学消防ポンプ自動車」「はしご付き消防ポンプ自動車」「水槽付消防ポンプ自動車」などがあり、その個々の仕様(つくり)は千差万別となっています。
こうした消防車を総務省消防庁では、現在、次のように分類しています。
  • はしご付き消防ポンプ自動車(高所作業を主目的)
  • 屈折はしご付き消防ポンプ自動車(高所作業を主目的)
  • 屈折放水塔車(高所作業を主目的)
  • 化学消防ポンプ自動車(油火災用)
  • 水槽付消防ポンプ自動車(放水消火を主目的)
  • 消防ポンプ自動車(放水消火を主目的)
  • 小型動力ポンプ付積載車
  • 小型動力ポンプ付水槽車(特殊な機能をもつ)
Q8.消防車はどんな使われ方をするの?
A:
工場の消火活動に/市町村の消火活動に/市街地の消火活動に/交通事故などの救助活動に、と様々な場所での消火や救助に使われています。 その他に、増水時の水の汲み上げや、緊急時の飲料水確保に使用される消防車もあります。
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一般消防車関係

Q1.消防ポンプ自動車とは?
A:
消火栓や防火貯水槽などから、その自動車の機関を用いて、自己のポンプから放水する消防自動車をいいます。
Q2.「CD-I」「CD-II」や「BS-I」「BD-I」は、何のこと?
A:
消防ポンプ自動車は『動力消防ポンプの技術上の規格を定める省令』で下記のように分類されており、車体の形などの違いを表す区分のことです。
型別/条件 車体の型状 隊員の座席 ホイルベース ポンプ性能
CD-II型 キャブオーバー型
ダブルシート
3m以上 A2級以上
CD-I型
キャブオーバー型
ダブルシート
2m以上 B1級以上
BD-I型 ボンネット型
ダブルシート
2m以上 A2級以上
BS-I型 ボンネット型
シングルシート
2m以上 B1級以上
Q3.「A-1級」とか「A-2級」って、どんなポンプ性能?
A:
放水性能の違いや、吸水口などのサイズの違いによってポンプの性能は変わります。 そういったポンプの級別を表すのが「A-1級」などの呼び方で、下記のような違いがあります(『動力消防ポンプの技術上の規格を定める省令』より抜粋)。
ポンプの級別 放水性能 ポンプの最高効率
(%)
吸水口
内径(mm)
放水口
内径(mm)
規格放水性能 高圧放水性能
規格放水圧力
(単位MPa)
規格放水量
(単位m3/min)
高圧放水圧力
(単位MPa)
高圧放水量
(単位m3/min)
A-1級 0.85 2.8以上 1.4(直列並列
切り替え型の
ポンプは、1.7)
2.0(直列並列
切り替え型の
ポンプは、1.4)以上
65以上 125以下 75以下
A-2級 0.85 2.0以上 1.4(直列並列
切り替え型の
ポンプは、1.7)
1.4(直列並列
切り替え型の
ポンプは、1.0)以上
65以上 100以下 65以下
B-1級 0.85 1.5以上 1.4 0.9以上 65以上 100以下 65以下
B-2級 0.7 1.0以上 1.0 0.6以上 65以上 90以下 65以下
B-3級 0.55 0.5以上 0.8 0.25以上 65以上 75以下 65以下
Q4.水槽付消防ポンプ自動車とは?
A:
水タンクが付いている消防ポンプ自動車をいいます。自己の水タンクを利用して初期消火を行います。この間に他の水利を確保し、継続して消火活動ができます。
Q5.水槽車の水は、何分もつの?
A:
圧力やノズルなどによっても違いますが、2000Lのタンク車で5分くらいです。
Q6.揚水とは?
A:
河川や防火水槽などから、ポンプに水を供給することをいいます。
Q7.放水とは?
A:
揚水した水をポンプで加圧し、吐水口から放水することをいいます。
Q8.自然水とは?有圧水とは?
A:
自然水とは、河川・防火水槽などの水をいいます。
有圧水とは、消火栓の水や元ポンプ車からの圧力のある水をいいます。
Q9.吸水可能な最大落差は??
A:
理論上は10.33mになりますが、放水するためには8mが限度です。要因としては、水温、大気圧などが挙げられます。
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はしご車

Q1.はしご車は、どこまでとどくの?
A:
現在、国内では、はしごをのばすと地上高50m(ビル17階)まで届くものがあり、それが国内最高です。
Q2.世界で一番長いはしご車は何m?
A:
ドイツ製のもので55mまで届くものがあります。スノーケル車であれば、フィンランド製のもので101mまで届くものがあります。
Q3.はしご車は、どうしてもっと長くできないの?
A:
高出力エンジンを搭載し、速いものでは停車状態から23秒で時速80kmに加速することができます。現在は、地上高50mのはしご車が国内最高ですが、これは車両総重量が25tを超えると日本の道路事情では走行できないからです。シャシおよび架装分の軽量化により実現不可能ではありませんが、現在ではまだ実現していません。
Q4.はしご車のはしご部分は、なぜ丈夫なの?
A:
高張力鋼材を使用し、トラス構造に組立て、軽量であって、正荷重はもちろん、ねじりに強く、かつ、たわみに対しても充分な剛性をもつようにつくられているからです。
Q5.バスケットには、何人まで乗れるの?
A:
一人90kg(呼吸器装着時)として、標準車では3名(270kg)。
高強度はしご車になれば、4名(バスケット荷重400kg)まで乗れます。
Q6.災害時、高速道路で下から人を助けられるの?
A:
当社製品の「先端屈折式はしご車」を使えば可能です。
先端屈折式はしご車は、はしごの先端が、3.3mの基点に90°まで屈折が可能となりました。これにより高速道路上での車両事故の際も、下の一般道路からはしごを伸ばし、はしごの先端を屈折することで、現場での活動が可能となりました。
Q7.バスケットとリフターの同時操作は可能?
A:
当社製品の「MLGシリーズ」のはしご車を使えば可能です。
このMLGシリーズは、国内では初めての、バスケットとリフターの同時使用が可能な高強度はしご車です。従来はバスケットとリフター(昇降装置)の両方を装備していても、現場の災害の状況によっては、どちらか片方しか使えませんでした。
この機種は、はしご部分の強度を高め、同時に使うことが可能であり、作業性が大幅にアップしています。
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空港用化学消防車

Q1.空港用化学消防車とは?
A:
多彩な機能と先進のテクノロジーを満載し、迅速かつ効果的な消火活動が展開できる化学消防車です。空港での事故防止や万一の場合にも、すばやく消火活動を行えるように配備されています。大きなものでは、全長約12m×全幅約3m×前高約3.8m、総重量は約43tになります。
Q2.なぜそんなに大きいの?
A:
空港の安全と防災をしっかりサポートするため、国際基準により、タンク容量や加速性能、ポンプ性能などに関する内容が定められています。 それを満たすためには、大きなタンクや大きなエンジンなどが必要となり、必然的に車全体が大きくなってしまいます。
Q3.空港用化学消防車って、速く走れるの?
A:
走れます。
高出力エンジンを搭載し、速いものでは停車状態から23秒で時速80kmに加速することができます。
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シャシ関係

Q1.消防車のシャシは、特別な車両?
A:
まずシャシはダブルキャブで、ポンプをまわすP.T.O(パワー・テイク・オフ)が必要になります。
また、エンジンの冷却能力を高めるためにサブラジエータなどを装備し、消防専用エンジンを搭載しています。
Q2.P.T.O(パワー・テイク・オフ)とは?
A:
エンジンの動力をポンプの動力源として取り出すための装置をいいます。
クラッチとトランスミッションの間に設ける『中挾みP.T.O』と、フライホイール部に設ける『フライホイールP.T.O』があります。

その他

Q1.消防車のメーカーって、何社くらいあるの?
A:
現在、日本では(社)日本消防ポンプ協会に加盟しているメーカーが17社あります。海外では、アメリカに100社以上、ヨーロッパに30社以上というように、たくさんのメーカーがあります。
Q2.消防車って、年間何台くらいつくられるの?
A:
消防自動車としてつくられるのは、日本国内で1年に1100台くらいです。ちなみに、当社ではそのうち約55%を製造しています。はしご車であれば、約85%を製造しております。
Q3.消防車って、いくらくらいするの?
A:
ポンプ車・タンク車からはしご車・化学車など、機能・大きさや装備(はしご車などは伸びる長さも)などの違いで、価格も大きく変わってきます。
おおざっぱにいえば、ポンプ車は1300万円~、タンク車は1600万円~、はしご車は15mクラスで5千万円~、40mクラスで1億8千万円、空港用化学車は2億円~3億円などとなっています。
Q4.消防車は、完成するまでにどのくらいかかるの?
A:
消防車の種類にもよりますが、一般的な普通ポンプ車で2ヶ月、はしご車は6ヶ月、空港用化学車になれば24ヶ月ほどかかります。艤装時期が重なるため、艤装期間は十分に取る必要があります。また、全て注文生産です。
Q5.「操法大会」って、なに?
A:
各地の消防団の方々が参加される、消防技能の向上を図るための競技会のことです。消防関係者の間では「消防の甲子園」といわれています。
Q6.消防車って、何年くらい使うの?
A:
当社では安全基準に則り、はしご車の使用期限を17年、ポンプ車を15年と設定しています。オーバーホールや点検は関連会社であるモリタテクノスにて実施しています。
Q7.オーバーホールとは?
A:
はしご車、化学車などの消防自動車の機器・装置などは、定期的(7~8年目)に分解し、潜在的不良箇所や劣化部分の修正・取り替えを行います。このように機能や性能の復元を図り、将来にわたる「安全」「安心」を確保することです。
Q8.消防車はどんな使われ方をするの?
A:
工場の消火活動に/市町村の消火活動に/市街地の消火活動に/交通事故などの救助活動に、と様々な場所での消火や救助に使われています。その他に、増水時の水の汲み上げや、緊急時の飲料水確保に使用される消防車もあります。
Q9.消防車に、試験ってあるの?
A:
現在、当社では、消防検定協会による受託試験(ポンプ搭載車)に合格したもののみを消防車として出荷しています。はしご車などの特殊車両については、性能を満たすための鑑定試験が必要になります。